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革製品の修理 

修理・・・
革製品が壊れた時に修理に出そうとして困った事はありませんか?
購入した所で修理してもらえるのであれば一番いいのですが、そうはいかない事も多々あります。
プレゼントされたものでどこで購入したのかわからなかったり、すでに購入したお店が無くなっていたり。

購入した所で直せない場合は他のお店に修理できないか聞く事になるかと思いますが、実はここが難しいところなんです。

修理を専門にやっている所でしたらどこで買った物でも受け付けてもらえるのでしょうが、そうでない場合は「当店で購入された物しか修理できません」という答えのところが多い・・・

「当店で購入された物しか修理できません」
同じような革製品なのになぜ修理できないのか?
今回はこうなってしまう理由についてと、修理してもらうにはどういう所にお願いすればいいのかを書いてみようかと思います。



まずは大前提!
修理をしてもらえる可能性は個人営業か小規模展開のお店の方が高い!

天然素材としての原皮に様々な加工を施して仕上げた革の種類は実に多種多様です。
革を鞣す方々をタンナーと言いますが、まずはタンナー毎に加工や仕上げが違います。
そしてタンナーは販売するメーカー毎に違う加工を施して、そのメーカー用の革を販売しています。
つまり他のお店で購入された革製品と同じ革を用意することは非常に難しいという事です。

革が欠損していたり、パーツが無くなっていたりする場合は上記をふまえた上で革を仕入れなければなりません。
1つの革製品を直すために同じ種類の革や似たような革を探し、その革を仕入れ、専用に加工する。
店舗を多く構えているお店や量産によって単価を抑えているお店がこういった事をしていてはとても採算が合いません。
そのため大型店ではお断りされる事が多いというわけです。
ですので購入したお店以外で修理をお願いするのであれば個人営業や小規模に展開しているお店にお願いする方が修理を受け付けてもらえる可能性が高いのです。



続いて革製品の加工方法の違いについて!

革製品の修理として一番多いのは糸切れかと思います。
まずは下の画像をご覧ください。

縫い方

ミシン縫いと手縫いの構造上の違いです。
この構造上の違いのため、ミシン縫いの物は1ヶ所糸が切れるとするすると解れていくことになります。
一方手縫いの方は1ヶ所糸が切れてもそれ以上解れにくい物です。

この構造は修理の時にも影響してきて、手縫いの物であれば糸が切れた場所だけ縫い直しすればそれで大丈夫なのですが、ミシン縫いの物は糸が解れたとこだけ縫い直しても元の糸は解れやすいままなのでまた解れてしまいます。
また革は一度穴が開くとその穴はずっと残るので、布のようにミシンで縫い直すというのも難しく、ミシン縫いの穴は小さいため手縫いで縫い直すのも難しいのです。

これらの縫いの違いのため、手縫いとミシン縫いを比べると手縫いの方が修理に適していると言えます。


続いて上記の縫いの違いに関連してですが、革の種類と厚さについてです。

革には大きくわけてタンニン鞣しとクロム鞣しがあり、またその厚みも様々です。
鞣しの違いや厚みが修理に与える影響としてはその柔軟さがあります。
クロム鞣しの物や薄いものは柔らかく、タンニン鞣しの物や厚いものは堅いです。

ここで縫いが関係してくるのですが、柔らかいものはあまり手縫いに向いていないという事です。
手縫いというのは締めつけながら縫っていくので革が柔らかいとシワがよりやすくなってしまうのです。
ですので柔らかい革にはミシン縫いの方が向いていて、また縫いの違いでの理由も加わり柔らかい革の物は修理は難しいものとなります。



その他いろいろ理由はありますが結論として、修理というのは購入したお店であれば修理に際しても作った時と同じ技術や材料で対応できるものの、購入したお店以外では普段使っていない技術や材料が必要になるものです。

革製品であれば何でも修理可能ですというお店は少なく、実際にその製品を見たうえで修理可能かどうかの判断というお店が多いです。

手間と時間はかかってしまいますが、革製品の修理をお考えの際には多くのお店をまわったり、技術を見てみたりといった事が大切になってきます。

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