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ロングウォレットの作り方~下ごしらえ編~ 

今回のアイテム

今回はバイカーズロングウォレットの製作です。
レッドクロウの一番シンプルなロングウォレットです。


P4280035a.jpg

材料と型紙

使った材料は
サドルレザーのブラック(1.2mm厚と1.5mm厚)
麻糸(中細)
ファスナー(16cm)
金具類(1921yモルガンコインコンチョ)(ドロップハンドル)
です。

型紙はこんな感じです。


P4280036a.jpg


5枚しかありませんが、同じ形の物は省いているので、実際に裁断する革はこれより多いです。
説明上適当に名前付けておきます。
中心で一番下になってるのがベース。
右下が小銭入れ。
右上がカード入れ外。
左上がカード入れ内。
左下が札入れ。

裁断する材料は
小銭入れが1.2mm厚1枚、
ベースが1.2mm厚で本図1枚と反図1枚、
カード入れ外と内が1.2mm厚で2枚ずつ、
札入れが1.2mm厚1枚と1.5mm厚2枚、
です。

本図と言うのは型紙そのまま、反図というのは型紙を裏向けに使ったものです。

印付けして裁断していきます。


P4280037a.jpg


下ごしらえ

下準備でやる事はベースの接着、ロゴの打刻、折り曲げ部の革漉き、床処理とコバ処理です。

まずはベースの接着。


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ゴムのりを本図と反図両方の床面に塗って、手にひっつかない程度まで乾いたら貼り合わせ、圧着します。


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次はロゴの打刻。
カード入れ外2枚のうち片方だけにロゴを打刻します。

まず右下部分を湿らせます。


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表面にグレージング加工等してあるものは水が浸みこみにくいですが、しっかり湿らせます。
湿らせ加減は人それぞれだと思いますが、湿らせ加減が少ないと刻印が入りにくく、多すぎるとくっきり入りますが、革が伸びたり、乾くときの縮みがひどかったりします。

湿らせたら打刻部分の目印として型紙を乗せます。


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四角い切り抜き部分に打刻します。


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次は折り曲げ部分の漉き加工。
小銭入れの折り曲げ部分はそのままではきれいにまがらないので、曲がる部分のみ革を薄くします。


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自分はここの漉きには彫刻等を使っています。
革漉きのコツは刃先を良く切れるようにするのと、革の下に硬い土台を置くことです。

あとは床処理とコバ処理。
床は床処理剤を塗ったら水分が乾く前にガラス板で磨きます。


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コバも床処理剤を塗ったら水分が乾く前に磨きます。
自分は手ぬぐいを切って使っています。

下が磨く前で、上が磨いた後です。

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全然違います。

これで下ごしらえは終わりです。


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ロングウォレットの作り方~革の縫い方編~

ロングウォレットの作り方~内側パーツ編~

ロングウォレットの作り方~仕上げ編~

刻印ブレスレットの作り方 

自作の金型製作

まずは刻印用の金型を作ります。
ちょっとした物なら地金の削りだしが一般的だと思うのですが、
今回はデザインが細かいので鋳物で作ります。

彫金用のワックスで型を削りだして、


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シルバーアクセサリーのキャスト屋さんに出しました。


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シルバーだと高価になりすぎるので、真鍮でのキャスト依頼です。
真鍮は熱伝導率もいいので、作り方によっては焼印にもできます。
厚みがありすぎるとキャスト代がかさむので、金型自体は薄めにして硬い土台に固定します。

表面を軽く磨いてから土台に貼り付けます。


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ブレス製作

この大きさになると打刻するのはすごく力がいりますし、力加減間違うと柔らかい真鍮は曲がってしまうので、今回は人力プレスでやります。


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クランプ3つ使ってます。
革を湿らせてから金型を乗せ、クランプでプレスします。
革は濡らしたり乾かしたりで大きさが変わるので、少し大きめの物を用意します。
これでもやりすぎると金型破損するので、加減は必要です。

革を自然乾燥させてから裏革を貼りつけ、大きめだった革を適切な大きさに裁断します。


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あとは周囲をレースでかがり、


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金具を付けて穴を開けたら完成です。


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ブレス自体は全長21cm。付けた際の長さは19cmになるように作ってあります。
これでMサイズより少し大きめって感じだと思います。


スペシャル版製作

使った金型がもったいないので、こちらも利用します。


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5つに切り分けて磨きました。

打刻なしで、レースの編み込みだけ終わったブレスに合わせます。


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ブレスに開けた穴に真鍮パーツを縫いつけたら、


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完成です。


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バイクシート張替え~レザー編~ 

シートの張り替え

今回はシートの張り替えです。
以前はフェイクレザーならやった事あるのですが、本革でやるのは初めてです。

シートはこれ!

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とりあえず革を外して、リベットも外します。


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このウレタンも外します。


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薄いウレタン1枚だけでその下は金属のベースです。
依頼主さんのご要望でもう少しウレタンを挟むことになりまして、チップウレタンをカットしてくっつけました。


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チップウレタンは10mm厚が2枚。
ベースに合わせて適当にカットしてから、細かく合わせていって、端は斜めになるように切ります。
切るのはハサミが使いやすいです。
フィット感を考えて、直感で成形してください。笑
接着には樹脂系のオールマイティな接着剤を使いました。
ここまできたらこのシートをビニール袋で包みます。


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濡れた革を上にのせるため、ビニール等で包まないとスポンジに水が浸みてしまいます。
ビニールで包んだら、濡らした革を上に乗せて型を大雑把にとります。


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タンニン系の革は濡れた状態だと伸びやすく、そのまま乾かすと型がそのままで残るので、こうやって成形します。
ただ濡らしすぎるとタンニン分が抜けたり、乾くのに時間がかかったりするので、濡らし加減は適度に!!
このまま自然乾燥で乾くのを待ってから、次は裏面の革を準備します。

ベースに合わせて革をカットし、ベースの淵から気持ち外側に縫い穴を開けていきます。
ちなみにベースより外側の革はこの段階では大きめにカットしておきます。


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今回のはリベットの穴もあるので、リベット穴も開けます。
先にリベット穴開けて、そこで仮固定してから縫い穴の目印を付け、また外してから平面で縫い穴開けると楽だと思います。
内側の革の裁断面を磨いてコバ処理したら、リベットも固定します。


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リベット固定したら、最初に外した薄いウレタンを被せます。


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この状態で凹凸が目立つようなら、下のウレタンチップをもう一度成形しなおさないといけないです。
凹凸も問題なければ、接着してしまいます。

あとは表の革を被せていくのですが、表側の床部分と、裏側の縫い穴からはみ出している床部分にはゴム系の接着剤を塗布しておきます。
そして表の革を被せます。


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このときにシワができないように革を引っ張りながら被せるのですが、シワがひどいなら軽く水で濡らしてやると革が伸ばしやすくなるので、シワも少なくなります。
ただこの段階で濡らす場合は、水を少なめにしないとスポンジにまで浸みこんでしまうので気を付けてください。

先にゴム系の接着剤を塗布していたのはこの引っ張る作業の時に張った革が戻らないようにするためです。
ゴム系接着剤は圧着でくっつくので、革を引っ張ったら表革と裏革の端を圧着して他を引っ張り、また剥がしてひっぱり・・・で革のシワをなくしていきます。

シワがなくなったら裏革に開けておいた縫い穴を貫通させて表革にも穴を開けます。


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これを縫い合わせたら、縫い目より外側の表革と裏革を接着剤で接着し、切り揃え、コバを磨いたら完成です。


P5140065a.jpg

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